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2012年12月16日 (日)

バックワードサイクルの特徴

2012年の振り返りで少し「バックワードサイクル」に触れました。これまでの「バックワードサイクル」に関してはいろいろと述べてきましたが、今一度、その特徴について考えてみたいと思います。

①バックワードサイクルでは、骨盤が「上→後→下」という円弧を描きますが、このことによって、足底面の踵側を下に押すこととなります。
一方で、骨盤が「上→前→下」の円弧を描くフォワードサイクルでは、足底面のつま先側を下に押します。
「踵側を下に押す」動作と「つま先側を下に押す」動作とを比較してみると、前者の方が大きな力を出しやすいと思われます。それは、下腿部が足底面とつながっている部分、すなわち足首の部分が、足底面の前後の中心にあるのではなく、踵側にあることが原因です。そして、そのことによって、例えば、空き缶を潰す際には、つま先側よりも踵側の方が容易に潰すことが可能となることは、誰もが実感していることだと思います。
上記したように、「踵側を下に押す」ことを特徴とするバックワードサイクルは、「つま先側を下に押す」フォワードサイクルと比較して、大きな力で地面を押すことが可能であると推測されます。
ただし、バックワードサイクルでは一連の動作の中で「足首の伸展」を利用しにくいのに対して、フォワードサイクルでは「足首の伸展」を利用しやすい動きだと思われ、鍛え方によっては、前への移動の推進力を向上させることも可能だと思われます。
(尤も、競歩における歩行動作においては「足首の伸展」は使用できないため、これは主に走ることに対してと捉えています。)

②骨盤が回転する中において、着地脚が離地するのは骨盤が「後」の時の前後であると思われます。
そして、骨盤が「上→後→下」の回転をするバックワードサイクルでは、離地=「後」の直後は「下」であることから、「遊脚の際には骨盤が下」となります。
一方で、骨盤が「下→後→上」の円弧を描くフォワードサイクルでは、離地=「後」の直後は「上」であることから、「遊脚の際には骨盤が上」となります。
遊脚の際に「骨盤が後から下」にくる動作と「骨盤が後から上」にくる動作とを比較してみると、前者の方が自然に(=重力の力を利用して)遊脚を前に振り出されると思われます。
このことによって、「骨盤が後から下」にくるバックワードサイクルでは、「骨盤が後から上」にくるフォワードサイクルと比較して、遊脚を速いスピードで振り出すことが可能であると推測されます。(また、「骨盤が下」となることから、バックワードサイクルでは「遊脚が軸」となるのだと思います。)
ただし、段差の大きな階段などでは、「骨盤を後から上」に持ち上げる必要があるため、フォワードサイクルで歩く必要があるものと思われます。
(ゆえに、骨盤を上に持ち上げる筋力を鍛えることができれば、前への移動の推進力を向上させることも可能だと思われます。)

以上をまとめますと、バックワードサイクルはフォワードサイクルに対して、①着地脚で地面を強く押すことと、②遊脚を速いスピードで振り出すことの2つの動作が可能となるという特徴を有するものと捉えています。

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