フォアフット・ランニングの特長と中足趾節間関節(MTP関節)の使い方
駅伝で走ることになったこともあって、ランの練習を相変わらずぼちぼちと続けていますが、その中で気付いたことを少し。
少し前に、ランの練習をする中で、
「腕を後ろに引く=フォワード・サイクル(クロールの腕の動き)に対して、前に出す=バックワード・サイクル(背泳ぎの腕の動き)となることが、歩いている時よりも実感される」
旨を書きましたが、このバックワード・サイクルを意識した走りの延長線上には、前足部(フォアフット)で着地するフォアフット・ランニングがあることに、気付きました。
同時に、フォアフット・ランニングの特長として、中足趾節間関節(MTP関節)の使い方があるようにも感じました。
すなわち、私がフォアフット・ランニングで走っている際には(ということはバックワード・サイクルを意識した走りということになります)、MTP関節を
「着地時=屈曲 ⇒ 離地時=伸展」
のように使っていることに気付きました。
(一方の踵からの着地では、
「着地時=伸展 ⇒ 離地時=屈曲」
となる傾向があるように思います(腕を、後ろに引くか、前に出すかによって違ってはきますが)。)
もともと接地面積が広いフォアフットで着地し、下肢部の筋肉で衝撃を吸収・分散されることがフォアフット・ランニングの特長です。
ところが、そのことに加えて、MTP関節を「着地時=屈曲 ⇒ 離地時=伸展」のように(=バックワード・サイクルを意識して)使うことによって
①MTP関節の屈曲で着地時の面積をより広げて、膝等の関節に対する衝撃をより和らげる
②着地時にMTP関節を屈曲させることによって、体幹部がより安定する
③離地時にMTP関節の伸展を推進力としても利用できる
といった特長がフォアフット・ランニングに加わるのでは、と感じました。
(ただし、検証はできていません・・・)
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