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2014年4月29日 (火)

「ワルツのリズムで優しく歩こう♪」③離地直前にお尻で着地脚の踵を後ろに押す(その2)

矢状面で見た場合に、骨盤が「自転車を漕ぐのと反対の方向に回転する」動きを「バックワードサイクル」と呼び、この動きを使うことで、速く、そして身体に優しく歩くことができると考えています。
そして、「歩く動作」を、足首や膝のバネを封印された動作と捉えた場合、そのような制約がある中で、「バックワードサイクル」で歩くことで、スピードを競う競技となったのが競歩であると言えると思います。

ここでは、「バックワードサイクル」を意識して歩くことをサポートする方法について触れます。
骨盤の回転方向は肩(肩甲骨)の回転方向と連動することから、骨盤が「自転車を漕ぐのと反対の方向に回転する」動きを実感するためには、背泳ぎをする方向(前→上→後→下)に腕を大きく回しながら歩くことが有効です。
腕を大きく回す代わりに、左右の手の指をそれぞれの肩に付けて背泳ぎをする方向に肩を回すことでも同じ感覚が得られますし、1m程の棒(ノルディック・ウォーキング用のポールが最適だと思っています)を肩に担いで肩を回しながら歩けば、どの方向に(そしてどの程度の大きさで)肩が(そして骨盤が)回転しているのかがわかりやすく、自身の動きをチェックするのに適していると思います。

ノルディック・ウォーキングも、「バックワードサイクル」を意識して歩くことのサポートとして有用であると感じています。
ただし、ノルディック・ウォーキングの歩き方は、「アグレッシブスタイル」と「ディフェンシブスタイル」の2種類に大きく分類されます(もっと細かく分ける場合もありますが、ここでは触れません)。「バックワードサイクル」を意識するのに有用と考えているのは、この中で「ディフェンシブスタイル」の方です。
「バックワードサイクル」において、「離地時には、「上→後→下」の回転において、感覚的にはほとんど真上から真下にお尻を押さえつける動き」と前記しましたが、「ディフェンシブスタイル」では、腕でポールを地面に突く際にも同様に「上→後→下」に押さえつける感覚となり、骨盤とともに肩(肩甲骨)でも「バックワードサイクル」が意識しやすくなると考えています。
(一方の「アグレッシブスタイル」はほとんど走るように身体を使いますので、「フォワードサイクル」で身体を鍛えることに適していると思います。)

なお、腕は肩からではなく、肩甲骨から生えていることを意識すると、肩がより大きな円を描いて回転するようになり、骨盤の回転も大きくなります。
このように、肩甲骨と骨盤を柔軟に使って、大きな円を描いて歩くことは、速く歩けば競技におけるパフォーマンスの向上にもつながると思いますし、ゆっくり歩けば、全身の筋肉をほぐしながら歩くこととなり、血流の改善や怪我の防止につながるように思っています。

以上のように「バックワードサイクル」は、主に腰(骨盤)の回転の動きを意識したものではありますが、足指関節(MTP関節:中足趾節間関節)の動きについても、最近、注目しています。
すなわち、「バックワードサイクル」における足指関節の動きとしては、身体が脚の真上にくる時点(荷重応答期)から指を屈曲させて、足が地面から離れる時点(立脚終期~前遊脚期)にかけて伸展させることを意識することとなります。
ただし、足指関節を荷重応答期に屈曲させれば、股関節が内旋傾向となることも言われており、このタイミングで、股関節の外旋を意識すればいいのか、それでは不十分なのか等に関して、今後検証する必要があるものと思われます。
上記した足指関節の「バックワードサイクル」の動きは、上り坂を後ろ向き歩行することで得られるものと考えています。

この項目の最後に、「バックワードサイクル」における遊脚の特徴について触れたいと思います。
「フォワードサイクル」(後→上→前)では、腹筋を屈曲させて脚を持ち上げて前に運ぶこととなる一方で、「バックワードサイクル」(後→下→前)では離地した時点から遊脚の力を抜いて、前に振り出すことが特徴となります。
すなわち、骨盤が後→下に向かうため、重力の力を利用して前に振り出すことができることとなります。
そのため、「バックワードサイクル」では「遊脚が軸」と言い、前方に重心が移動しやすい状況が得られ、前方への推進力が得られやすくなると捉えています。(つづく)

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