この一週間(12/26~1/1)
◆世間では:
ファミマ過労死:まだこのような「見て見ぬふり」があったことに愕然としています。。。
◆個人的には:
・12月はいろいろとストレスが溜まってしまい、精神的にちょっと参ってしまいました。「見て見ぬふり」もそのような時に発生してしまうものかもしれませんが、冷静になれるようでありたいものです。
○主な出来事:
特になし。お正月です(^^)/
○本:「発展する地域 衰退する地域」ジェイン・ジェイコブズ 著、中村達也 訳(ちくま学芸文庫)
・経済活動はイノベーションによって発展する。つまり、輸入置換によって拡大する。この二つの主要な経済過程は、密接な関連をもっており、ともに都市経済の関数である。さらに、輸入置換がうまくいく場合には、生産計画、原材料、生産方法の適応を伴うことが多く、このことは、とりわけ生産財とサービスのイノベーション、および臨機応変の改良を意味する「インプロビゼーション」を必要とする。
・私の見るかぎり、あらゆる経済的拡大の根底に都市の輸入置換がある。
・(都市地域を生むためには)輸出業務や行政管理以上の何かが必要・・・その何かとは、都市が広範な輸入品を繰り返し豊かに置換する力をもっていることである。
・地域経済を置換させる唯一の力は、善かれ悪しかれ、輸入置換都市に端を発する五つの力、すなわち都市の市場、仕事、技術、移植工場、資本である。
・発展とは自前でやる過程である。いかなる経済も、自前でやるか、さもなくば発展しないかのどちらかである。
・あらゆるイノベーション・・・は、成功するものもしないものもすべて、インプロビゼーションと実験の産物なのであり、すでに達成されたものの模倣と結びついている。
・逆説的なことに、後進都市にとって適正な技術とは、ときとして最もラジカルで新しい技術でありうる。なぜなら、新しいもの・・・は単純さをもって出発する傾向があるからである。
・もしも経済発展を一語で定義するとすれば、それは「インプロビゼーション」ということになるだろう。・・・より正確に言うなら、発展とは、日常の経済活動の中にインプロビゼーションを取り入れることができるような状況のもとで、絶えず創意を加えて改良する過程である。
・都市製品の国際貿易を大々的に行っている国とは・・・多くの都市地域をもった国ではなく、一つの圧倒的に重要な都市と都市地域および自前の都市地域を生むには弱体な他の諸都市をもった国である。
・成功につながる経済発展は、その本性から言って、目的志向型であるよりは、修正自在型にならざるをえず、発展過程の中で、そのときの都合や経験に応じて変わっていかざるをえない。
・一国が経済的に発展したり衰退したりするそのダイナミクスは、都市のダイナミクスに起因するのであり、諸都市が相互に創造的、共生的なネットワークを具え、とりわけ住民の創意を活かす過程(インプロビゼーション)を経験する場合には、その国は成長・発展するのに対して、それらを欠く場合には衰退を免れえない。
・経済の発展を先導するものは、国ではなく都市であり、停滞や衰退も都市との関係において分析すべきもの。
○これから一週間ちょっとの予定:
・1/7(土) ノルディック・ウォーキング体験会(大阪・枚方)
http://kansainordicwellness.web.fc2.com/
・1/8(日) ノルディック・ウォーク& 八軒家浜市(大阪・天満橋)
・1/9(月・祝) 「新春走ろうかい」ひらかたハーフマラソン(大阪・枚方)(ボランティアスタッフ)
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