2018年の4月
♪このひと月・・・南北首脳会談:何がノーベル平和賞候補なのか?と思ってしまいます。でも、受賞させてしまって、北が「リビア・モデル」を受け入れざるを得ない状況に追い込むというのも一つの(最後の?)戦略なのかもしれません。
◆個人的には:
・先々月は「大きく腕を振る」ことを、先月は「足のはこびやうの事」を話題としました。
いずれも、大阪マスターズ陸上競技連盟 通常総会の後の講演会で、村上充先生の「自然で楽しくなる走法 怪我せず100歳まで走ろう」を聞かせていただいたことによるのですが、その後、村上先生からは、(またも)高岡英夫氏の「ヒトは地上最速の動物だった」(講談社)を勧められ・・・その結果として、「サイドステップ歩行法」(後述)で歩くことを意識するようになりました。
ということから、「サイドステップ歩行法」を今月の話題としたいと思います。
「サイドステップ歩行法」というのは、エアロビクスエクササイズの「サイドステップ」の動きを意識して、すなわち、遊脚を「横(外側)に出す」ことを意識して、(しかも、あくまでも)前方に移動する歩行法、という意味で、私が勝手に呼んでいる歩き方のことです。
「ヒトは地上最速の動物だった」で高岡氏は以下の点をポイント(仮説)して挙げていると私は解釈しました。
・エリマキトカゲのように、体幹部を左右方向にクネクネさせる波動運動=“ガニ股走法”が速い(前方への)動きにつながる
・前後方向に偏平であるという身体構造上、人間は左右方向に激しい運動をするのに適している
・速さを決定する「深傾倒度」を可能にするには、“ガニ股”であることと、脚の全関節の脱力による超高速運動(「双鞭運動」)、強靱かつ柔軟な足首関節が条件となる
「前後ではなく左右、しかも、“ガニ股”であるということは内側ではなく外側か?」ということから、じゃあ、「横に歩く感覚で歩いてみよう」と思って遊脚を「横(外側)に出す」ことを意識して歩いてみました。
その結果、遊脚を出す方向は、意識は横(外側)であるにもかかわらず、実際に遊脚が出てくる(出される)方向は前方であり、横に進むのではなく前に進んでいました。
しかも、歩隔(両足の左右方向の間隔)が広がる、すなわち“ガニ股”になっているということはありませんでした。
そのため、この新しい(?)歩き方は、「ガニ股歩行法」と言うよりは「ガニ股意識歩行法」と呼ぶべきか?とも思ったのですが、実際に私が意識していたのは“ガニ股”というよりはエアロビクスエクササイズの「サイドステップ」の動きであったことから「サイドステップ歩行法」と呼ぶことにしました。(正確には「サイドステップ意識歩行法」なのかもしれませんが)
では、この「サイドステップ歩行法」(同様の意識で走れば「サイドステップ走法」となります)でパフォーマンスは向上するのか?がポイントとなりますが、残念ながらまだ未完成の状態で、検証すらできていない状況です。
ただし、これまで得られた感覚から、通常歩行(遊脚を前に出すことを意識した歩行)と比較して、以下の点は優れていると感じています。
①前に倒れ込みやすい(高岡氏の言葉では「深傾倒度」が可能になる)
②支持脚が自然にアウトエッジ荷重する
以下、それぞれ、簡単に説明します。
①まず、「前に出す」「横に出す」と書きましたが、ここで「出す」という言葉で表しているのは、「重力に抗って(大腿部等を)引き上げる」動きではなく、「重力に(大腿部等を)委ねて自然落下させる」動きだと捉えてください(前の場合も横の場合も同じです)。
上記したことを前提として、通常歩行=遊脚を前に出すことを意識した歩行においては、遊脚を前に出そうとすると、まさに前に出そうとしている遊脚が邪魔になって、下腹(遊脚と同側の下腹、腰の方が正確かもしれません(以下同様))が前に倒れ込む感覚が得られない(その結果として、「深傾倒度」が可能とならない)ように感じます。
一方で、遊脚を横(外側)に出すことを意識すると、遊脚が前に倒れ込もうとしている下腹の前方から消え去って邪魔にならない状況となります。その結果、前に倒れ込む感覚が得られて「深傾倒度」が可能となるものと捉えています。
②通常歩行=遊脚を前に出すことを意識した歩行において、私は支持脚の股関節に軽く外旋モーメントをかけてアウトエッジ荷重となるように意識しています(股関節外旋位の方が可動域が広く、力を効果的に地面に伝えられると考えているからです)。また、この時アウトエッジ荷重した支持脚は、お尻で踵を後ろの地面に押さえつけるよう意識しています。両者とも「意識的」な動作です。
一方で、遊脚を横(外側)に出すことを意識すると、下腹が前に倒れ込む(=「深傾倒度」)際に、支持脚が横(外側)(当然、遊脚とは反対側)に自然と押し出され、その結果、支持脚と同側のお尻(というよりも腰?)が自然と支持脚のアウトエッジを地面に押さえつける感覚が得られます。「深傾倒度」で前方への推進力が得られる機序のひとつなのかもしれません。
以上のように、「サイドステップ歩行法」は、「深傾倒度」を実現することによって、パフォーマンス向上の可能性を秘めた歩行法と捉えています。
ただし、今までのところ、高岡氏の指摘している「双鞭運動」のような感覚も、超高速運動のスピード感もまだ得られていません。今後の課題としたいと考えます。
※ご参考:・「ヒトは地上最速の動物だった」高岡英夫著(講談社)
◆4月のイベントへの参加は以下の3件でした♪
体育系以外がほとんどなくなってきました。。。
・4/12(木) MCEI大阪支部 2018年4月度 定例会(大阪)
・4/15(日) 大阪陸上競技協会審判講習会(大阪)
・4/22(日) 第20回近畿マスターズ陸上合同研修会(大阪)
◆4月のノルディック・ウォーキングのイベントは4件でした。
気持ちよく歩ける季節となりました♪
・4/1(日) ノルディック・ウォーク& 八軒家浜市(大阪・天満橋)
・4/8(土)、21(土)、28(土) 枚方体育協会ノルディック・ウォーキング講座(大阪・枚方)(担当分)
◆今月のことば:「There is a simple, but
powerful, insight at the core of our theory: customers don’t buy products or services; they
pull them into their lives to make progress.」(Clayton M Christensen et al. 著「Competing Against Luck」(Harper Business)より)
◆5月の予定:
・5/3(木・祝) 第10回記念南部忠平杯大阪マスターズ陸上競技大会(大阪)
http://omaa.jp/topics/2018/04/10.html
・5/5(土・祝) ノルディック・ウォーキング体験会(大阪・枚方)
http://kansainordicwellness.web.fc2.com/
・5/6(日) ノルディック・ウォーク& 八軒家浜市(大阪・天満橋)
・5/10(木) MCEI大阪支部 2018年5月度 定例会(大阪)
http://www.mcei-osk.gr.jp/article/13400584.html
・5/19(土)、27(日) 枚方体育協会ノルディック・ウォーキング講座(大阪・枚方)(担当分)
http://hirakata-taikyo.org/infomation/convention_rakuten/579.html
・5/20(日) 大阪ノルディック・ウォークフェスタ2018(大阪)
・5/26(土) ノルディック・ウォーキング体験会(大阪・私市)
http://kansainordicwellness.web.fc2.com/
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