2020年の6月
♪このひと月・・・・新型コロナウイルス肺炎(武漢肺炎:COVID-19)の脅威が去った訳ではありませんが、5/28に中国全人代で採択された香港「国家安全法」制定方針によって、6/30に香港政府が「香港国家安全維持法」を公布、施行しました。これにより、「一国二制度」が形骸化されるという、衝撃的な出来事が起きています。
香港に関して私は、今回「国家安全法」が問題となるまで、恥ずかしながら、以下の事実を知りませんでした。。。
(この記事の受け売りですはありますが。。。https://gendai.ismedia.jp/articles/-/73135)
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・99年間租借していたのは「展拓香港界址専条」によって定められた新界地域だけ。
・主要部分である香港島は、第1次アヘン戦争の講和条約である南京条約(1842年)によって、清朝からイギリスに割譲された英国の永久領土。また、その後、アロー号戦争(第2次アヘン戦争、1860年)の講和条約である北京条約によって、九龍半島の南端も英国に割譲。
・香港の主要部分である香港島は英国の領土であり、九龍半島の南端も含めて「再譲渡」する必要などない。
・そのような事情もあって、中国共産党政府は社会主義政策を将来50年(2047年まで)にわたって香港で実施しないこと(1国2制度)を約束した。つまり、英国側から見れば、50年間にわたって中国側が約束を破らない限り……という「解除条件付き契約」であった。
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中国による一連の動きが、上記した内容を承知した上でのことであるならば、それは確信的に米英と一戦を交える覚悟を決めたと捉えるしかないのかもしれません。
コロナ以上に問題となりそうで、我々も覚悟だけはしておいた方がよさそうです。。。
◆個人的には:というような状況の中ではありますが、相変わらず「太刀の腕振り」の考察を続けています。
先月は、「太刀の腕振り」の効用として、支持脚期において、肩関節・肘関節が伸展することから、「通常の腕振り」よりも骨盤が前傾しやすくなる可能性について述べました(あくまでも、以下の私の感覚に基づく仮説でしかないのですが・・・)。
・肩関節・肘関節は、屈曲することよりも伸展することによって骨盤が前傾しやすい
・支持脚期は遊脚期と比較して、骨盤前傾による前方向への推進力の効果が大きい
実は、肩関節・肘関節の伸展と骨盤の前傾について、いろいろと試している際に、「ある風景」が思い浮かんできました。
今月はそのことに関して少しですが触れたいと思います。
その「ある風景」とは、昨年のNHK大河ドラマ「いだてん」において、中村勘九郎さん演じる金栗四三氏の走っている姿です。
と言っても、史上最低の視聴率ゆえ、見たことがない人の方が圧倒的に多いはず(残念ながら)・・・
フリーで視聴可能な動画を探してみたところ、「大河ドラマ いだてん 完全版 PR動画」(※)くらいしか見あたらなかったのですが、よかったらご覧ください(59秒~1分02秒あたりで映っています)。
(以下、この動画を見られた(または「いだてん」を見ていたので金栗四三氏の走っている姿は承知している)ことを前提とすることをご了承ください)
肘を曲げて(=肘関節屈曲)腕を大きく振る(=肩関節屈曲・伸展の繰り返し)のではなく、肘をほとんど曲げずに(=肘関節ほぼ伸展)腕をほとんど身体の後側で小さく振って(=肩関節ほぼ伸展)走る姿。
金栗氏の走っている姿は、残念ながら「太刀の腕振り」ではなさそうですが、「通常の腕振り」であっても、肘をほとんど曲げずに腕をほとんど身体の後側で小さく振ることで、骨盤が前傾しやすくなっているように思われました。
もしかしたら、本来の金栗氏の腕振りは「太刀の腕振り」を身体の後方(=肩関節伸展)で行っていたのかもしれないと思うと、それだけで何だかワクワクしてきます(妄想にすぎないのですが・・・)。
ちなみに、「太刀の腕振り」を身体の真下または前方で行う場合、振り下ろした前腕を引き上げる時に自然と肘が曲がる(肘関節が屈曲する)傾向があります。
ゆっくり歩いている時にはほとんど感じませんが、速度を上げる(=競歩や走る)際には、前記した肘関節屈曲の際にある程度大きな力が必要となるように感じていました。
それが、(金栗氏のように(が真実かどうかはわかりませんが・・・))身体の後方で「太刀の腕振り」を行うと、振り下ろした前腕を引き上げる際に肘は曲がらないことから、肘関節屈曲のための力が不必要であることがわかりました。
もしかしたら、遊脚が前方にやや振り出されにくくなるのかもしれませんが、「太刀の腕振り」は身体の後方で行うことで、より効果的となる可能性もあるのではと、中村勘九郎演じる金栗氏の走っている姿を思い浮かべて感じた次第です。
※ https://www.youtube.com/watch?v=0yNyytC_WMQ
今月は以上で♪
◆6月のイベントへの参加は以下の2件でした♪
ノルディク・ウォーキングはまだですが、ようやく動き出したといった感じです。
・6/4(木) MCEI大阪支部 2020年6月度 定例会(オンライン参加)
・6/20(土) 大阪マスターズ陸上競技連盟・常務理事会(大阪)
◆今月のことば:「システムには「これがやりたい」という動機がありません。・・・いまのところ、人間社会をどうしたいか、何を実現したいかといったモチベーションは、常に人間の側にある。だから、それさえしっかり持ち実装する手法があれば、いまはシステムを「使う」側にいられる。」(落合陽一著「働き方5.0」(小学館新書)より)
◆7月の予定:
・7/8(水) 大阪マスターズ陸上競技連盟・常務理事会(大阪)
・7/9(木) MCEI大阪支部 2020年7月度 定例会(オンライン参加)
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