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2020年9月 2日 (水)

2020年の8月

♪このひと月・・・・米中の対立の激化が懸念されましたが、それ以上に衝撃だったのが、安倍首相の辞意表明でした。中共に翻弄されないように気を引き締めていただきたいと思います。

そのような中ですが、「第24回 日本ウォーキング学会 Web大会」が開催されました(83()から831()までHPに掲載)。
その大会において私は、これまでにも告知していましたように、「宮本武蔵『五輪書』「太刀の道」考~「腕振り」に関しての考察~」のタイトルで「太刀の腕振り」に関して発表いたしました。
大会後、質疑応答の内容も踏まえて、現在、論文投稿(資料論文扱いですが・・・)の準備をしているのですが、ナンバ走り(歩き)等における類似する腕振りとの比較が課題として残っています。
ということで、今月は「太刀の腕振り」と類似する腕振り(3件)との比較についてまとめたいと思います。
○ナンバ走り(歩き)との比較
「ナンバ走り(歩き)」に関して、私が捉えているのは、「ナンバ健康法」(※1)に記載されている以下の内容です。
・「右足を出したときには右手を下から振り上げる(手をおろした状態から、普通の走るときの手の位置に持って行く)、左足を出したときには左手を下から振り上げる。」(p.97
・「足を出したときに手を振り上げるのではなく、手を押し下げる方法(軽く肘を曲げ、上腕を持ち上げた状態から、手を下に伸ばす)も見つかりました。」(pp. 101-102)
いずれも手と足と関係は「太刀の腕振り」とよく似ているように思えますが、上記の記述からは、拳や前腕を意識しているように思えます。
逆に言えば、「太刀の腕振り」は拳や前腕を意識せずに、ナンバ走り(歩き)が実現できる腕振りと言えるのかもしれません。
なお、一般にイメージされている「ナンバ走り(歩き)」は、「右脚が前の時に右手が前、右脚が後ろの時に右手が後ろ」というものと推測しますが、「太刀の腕振り」は腕を前後に振る腕振りではなく、上下に振る(正確には振るというよりは回しています)ことが特徴の腕振りです。そのため、「右脚が前の時に右手が上、右脚が後ろの時に右手が下」となりますが、これは、四つ足動物の前後が人間では上下に相当することを考えると、四つ足で歩いていた時の名残かもしれないと勝手に解釈しています。
○常歩(なみあし)・二軸動作との比較
「常歩(なみあし)・二軸動作」に関して、私が捉えているのは、「常歩式 スポーツ上達法」(※2)に記載されている以下の内容です。
・「身体をひねる中心軸感覚の走歩行では、足と骨盤がほぼ同方向に動いています。右足を前に振り出せば、右側の骨盤(右腰)が前に行き、左側の骨盤(左腰)は後方に下がります。それを補償するように左の肩が前に行き、ねじれが生じるのです。しかし、二軸感覚の走歩行では骨盤の動きが異なります。ねじれのないひとつのユニットとして体幹を前へ送り出すため、右足を前に振り出したら、左側の骨盤(左腰)も前に動くようになります(あるいは、前に動く力を持つようになります)。これが中心軸感覚と二軸感覚の大きな違いです。」(p.48
そもそも武蔵の「踵を踏む」ことを知ったのが常歩・二軸動作ということもあるのですが、上記の記述にもあるように、私は、支持脚と同側の腰を前に出すことが、常歩・二軸動作のポイントと捉えています。
ただし、腕振りに関しては、特に記述はなく、私が気付いた中であったのは、「本当のナンバ 常歩」(※3)における「腕は振られるまま任せるといいようです。」(p.61)の記述のみで、「常歩(なみあし)・二軸動作」においては腕振りはポイントではないように捉えられます。
最近の著書(※45)においても、腕振りに関しての記述は見つけられませんでした。
以上のことから、「常歩(なみあし)・二軸動作」においては、これまでのところ腕振りに関しては意識していないように捉えられるのですが、ナンバ走り(歩き)同様、「太刀の腕振り」は「常歩(なみあし)・二軸動作」が実現できる腕振りと言えるのかもしれません。
○エリマキトカゲのピボット系運動との比較
「ヒトは地上最速の動物だった」(※6)において、高岡氏は以下の内容を記載しています。
「エリマキトカゲの場合は、人間のように二本の脚が一直線になることはありません。むしろその脚は、左右に広げられて極端なガニ股になっており、股の部分を含むアーチを形作っています。そして進むにあたっては、片方の脚が回転軸となり、アーチ全体が回旋運動します。さらにその回旋運動が互い違いに繰り返されることで、移動幅を稼いでいるのです」
実際にエリマキトカゲが歩いて(走って?)いる動画を観てみますと(いろいろあるので、ここでは例示しませんが・・・)、エリマキトカゲの体幹部は少しは回転しているものの、「片方の脚が回転軸とした回旋運動の繰り返し」なのかどうか、よくわかりませんでした。
もしかしたら、「太刀の腕振り」においても、エリマキトカゲのピボット系運動を応用することによって、更にケイダンスの向上が得られるのかもしれません。

1:金田伸夫(2004):「ナンバ健康法」、三笠書房、東京、pp.97102
2:小田伸午 他(2007):「常歩式 スポーツ上達法」、スポーツジャーナル、東京、pp.46-59
3:木寺英史(2004):「本当のナンバ 常歩」、スポーツジャーナル、東京、p.61
4:小田伸午 他(2016):「トップアスリートに伝授した怪我をしない体と心の使いかた」、創元社、大阪
5:小山田良治 他(2019):「トップアスリートに伝授した勝利を呼び込む身体感覚の磨きかた」、創元社、大阪
6:高岡英夫(2011):「ヒトは地上最速の動物だった」、講談社、東京、pp.34-35

今月は以上で♪

8月のイベントへの参加は以下の3件でした♪
ノルディック・ウォーキングも動き出しました。やりたいことのできる生活に戻りつつあるようで、ほっとしています。
8/6() MCEI大阪支部 20208月度 定例会(オンライン参加)
8/20() 枚方市ノルディック・ウォーク講座(大阪・枚方)(担当分)
8/22() 大阪マスターズ陸上競技連盟・大会準備説明会(大阪)

◆今月のことば:「「運動神経とは何か」・・・「脳、脊髄、筋肉を結ぶ包括的運動神経回路である」・・・包括的運動神経回路を良い方向に活動させる大きな要素は、「意識」、「意欲」、「頭の柔軟性」であると思う。」(小林寛道著「運動神経の科学」(講談社現代新書)より)

9月の予定:
9/5() 大阪マスターズ陸上競技大会(大阪・服部緑地陸上競技場)(審判)
9/10() MCEI大阪支部 20209月度 定例会(オンライン参加)
9/15()22(火・祝)24() 枚方市ノルディック・ウォーク講座(大阪・枚方)(担当分)
9/27() 64回関西実業団陸上競技選手権大会(大阪・ヤンマースタジアム長居)(審判)

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