2023年の1月
♪このひと月・・・中国が、我が国の水際対策強化への対抗措置としてビザ発給を停止したり、理由も明確にせずに再開したり・・・(2月に入ってからのことですが)米上空の中国の偵察気球を米国が撃墜したことに対して「強烈な不満と抗議」を表明したり・・・中国の異常さが際だったひと月でした。(ある意味で喜ばしいことかもしれませんが)
◆個人的には:
『ウォーキング研究』への投稿は、『「自然落下遊脚」と「太刀の腕振り」を使う歩き方の効用』のタイトルで受理されました。
学会発表では「外反母趾抑制効果」にポイントを置いていたのをそのまま投稿したところ、査読の指摘に従い、ポイントの置き方を変更しました。
結果として、本来伝えたかった『「自然落下遊脚」と「太刀の腕振り」を使う歩き方の効用』にポイントを置くこととなってよかったと感じています。
先月は「立脚終期」に関して述べました。今月は、歩行周期の次のステップの「前遊脚期」に関してです。
(ここまできたので、次月の「遊脚期」まで続けたいと思います。その後に『「自然落下遊脚」と「太刀の腕振り」を使う歩き方の効用』でしょうか・・・)
「・前遊脚期:観察肢のつま先が地面(床)から離れる瞬間まで、【役割】遊脚期の準備」
この「前遊脚期」のポイントと意識することに関して、以下、まとめました。
【ポイント】 PIPロッカー
【意識すること】PIP関節(近位趾節間関節)(※)の脱力(屈曲モーメントを素早くゼロに)
※:拇趾ではIP関節(趾節間関節)だが、併せてPIP関節と記載する
PIP関節の瞬間的な脱力による脛骨の自然落下(結果としてPIP関節が素早く伸展)により、脚が素早く離地する(遊脚となる)。
遊脚となる際に、脛骨は膝を支点とする振子運動(※)をして前方に振り出され、前方向への推進力が得られる。
※:遊脚二重振子の2番目の振子運動(1番目の振子運動は「立脚終期」における股関節を支点とする膝の振子運動)
一方で、MTP関節に引き続いて、(拇指球で地面を押さえつけるなどして)PIP関節に屈曲モーメントをかけながら徐々に伸展させると、脛骨の前方への振り出しを妨げることになりブレーキがかかってしまう(ただし、この際には、MTP関節とPIP関節の屈曲モーメントで地面を後ろに押すことで前方への推進力を得ている)。
「立脚終期」で述べたように、「MTP関節に屈曲モーメントをかけながら徐々に伸展させる」ことと同様に、「PIP関節に屈曲モーメントをかけながら徐々に伸展させる」ことは、従来の説明におけるフォアフットロッカーの機能として、望ましいこととして推奨されてきたように感じる。
また、「前遊脚期」においても、母指球で地面を押さえつけようとするとPIP関節に屈曲モーメントがかかってしまい、「PIP関節の瞬間的な脱力による脛骨の自然落下(結果としてPIP関節素早く伸展)」(膝を支点とする脛骨の振子運動(※))が阻害されて前方向への推進力は減少するように感じる。
※:遊脚二重振子の2番目の振子運動(1番目の振子運動は「立脚終期」における股関節を支点とする膝の振子運動)
「初期接地」~「立脚終期」と同様に、現時点では上記したことを感じていますが、修正、追加等、適時行っていきます。
今月は以上で♪
◆1月のイベントへの参加は以下の2件でした♪
新型コロナの5月8日の5類引き下げが決まり、ようやく、重苦しい雰囲気から脱することができるように感じています。
・1/12(木) MCEI大阪支部 2023年1月度 定例会(オンライン参加)
・1/29(日) 第42回大阪国際女子マラソン(審判)
◆今月のことば:「とにもかくにも、あなたは自分の仮面と防具を外す必要があると思うな。自らの固定された考え方が変わるきっかけになってはじめて、それは気づきだと言えるんじゃないの?」(松波晴人「ザ・ファースト・ペンギンス」(講談社)より)
◆2月の予定:
・2/9(木) MCEI大阪支部 2023年2月度 定例会(オンライン参加)(済)
・2/18(土) 大阪マスターズ陸上競技連盟2023年度通常総会(大阪)
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